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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532316480/horaihonoyomu-22
所謂「2010年問題」以降の医薬品業界のトレンドを見事に分析している本です。
メガファーマと呼ばれている製薬会社でも、ここ数年、ブロックバスターと呼ばれるような新薬は出ていない。
自前の研究では期待できないため「バイオベンチャー」漁りに走る製薬会社。
一方で、政府は医療費削減を目指して、後発医薬品(GE)を2012年までに数量ベースで30%にまで引き上げる目標を打ち出しています。
こうした風雲急を告げる環境変化のなか、医薬品メーカーは生き残り、そして勝ち残ることができるのか。
本書は、こうした問題を解明するために、医薬品産業を構成する国内外の多様なメーカーの「競争戦略」に焦点をあて、
この産業のダイナミックな競争構造と、各企業の戦略的行動を解明します。
低分子薬からバイオロジックス(生物製剤)へのシフト、医療財政が促すジェネリックとOTCの台頭、先進国市場の成長鈍化に伴って増す新興国市場攻略の重要性等、大きな転換期にある医薬品業界の主要トレンドについても、要領よく押さえている。
この先、10年以上は医薬品業界で働く予定の人には、自分の将来も照らしながら読んでほしい本です。
■医薬品メーカー 勝ち残りの競争戦略 [単行本] 伊藤 邦雄 (著)
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