思いっきり何も考えずに笑える。
■われ笑う、ゆえにわれあり
日常のどうでもいい瑣末なことを“しつこく”律儀に考えるあたりが、哲学者だ。
そして、その瑣末なことをまじめに下らなく書き綴ってくれたのが本書である
。
しかし、これを読むと「仕事場におけるユーモア感覚」を身につけてくれる。(もちろん、そのまま実行し、呆れかえられるというオチもある。)
独特な言い回しが昔の北杜夫を思い出させるが、さらに洗練されてもっと「くだらなく」なっている。
ここが読者の好き嫌いが分かれる点だろう。
ただし、以上のことは文章の表現上のことであり、そのような洗練された「くだらなさ」を用いて、読者を「笑わせる」文章にして書くことは、それはそれで高度なテクニックと思考回路を要する。
最近では、この手法を僕は自分の講演スタイルにも応用し、重宝しています。
頑張れ!土屋先生!!
(土屋先生のシリーズは全て、笑えます。ただし、先生の論文が笑えるかどうかは不明です。読んだことがないので。)
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