2011年08月30日

おすすめのビジネス書★キャリアデザイン入門〈1〉基礎力編

仕事を楽しみ、高い成果をあげることを両立させるには?

対人能力、自己抑制力、持続力等、必要な基礎力をどう身につけ、今後のステップにつなげていくか、という「キャリアデザイン」について実践的に解説。

キャリアをどのようにデザインしていくかを示した。

神戸大の金井氏とならぶキャリア論の第一人者の本。

日経文庫ではあるが、一種自己啓発的な本である。


特徴的なのは、年代ごとに何を考えるべきか、を 示しているということ。

キャリアの節目が大切 というような議論はこれまでなされてきたが、具体的に年代ごとにどのような決断をすべきかというところに触れている点が、自分の身に置き換えやすく分かりやすい。

(1)は筏下り編、ということで30代半ばまでに身につけるべき基礎力について解説している。

個々の能力の解説も丁寧でわかりやすい。

キャリアデザインの専門家向けというよりも、万人が読むべき本という風に思う。


これから自分の人生をどう歩んでゆけばよいか…

今後、自分のキャリアビジョンを考えるヒントを与えてくれる本だと思います。

キャリアというと一般的に職歴や経歴と考えがちですが、この本では、未来の描き方・生き方を選択するプロセスをキャリアとしてとらえています。

自分のこれからのキャリアを考えていく上で何が必要で何を身に付けるべきか明確に書かれています。

自分の人生に目標をおきそれを実現するためのプロセスを見直し再認識するためのアイテムとしてオススメします。

仕事への取り組み方・目標設定・コミュニケーションの図り方など基礎的な部分を鍛えていくことで仕事の取り組み方も変わってくると思います。

特に、若手社員・新入社員の方や大学生でこれから就職活動をはじめる学生さんには、自分の人生を考える上でも参考になってくると思います。


『この本を5年前に読みたかった!』という読後感。

「万人読むべし」

天職探しや、転職先を探す前に、この本を読んでもらいたいです。

他の自己啓発の本とは違い、なぐさめや、変な行動を促すことはありません。

テンションも高くないし、鼓舞することもない。

なんか、論文みたいです。理論的だし、言葉はわかりやすい。

それでいて、ひどく、当たり前とも思える戦略がかかれています。


基礎力編は30代までの若い人向けですが、専門力編もあわせて読まれることをオススメします。


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ラベル:20代は読め!
posted by ホーライ at 03:35| Comment(0) | TrackBack(0) | キャリア開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月28日

おすすめのビジネス書★自分らしいキャリアのつくり方

「仕事ばかりだと仕事に必要な能力が身につかない」

「好きなことと向いていることは違う」

「チャンスは親しくない人からやってくる」――

いまの働き方は見直すべきだとわかっていても、毎日が忙しくてゆっくりと考える暇もない私たち。

けれども自分らしいキャリアを求めるかぎり、進路に思い悩む節目は必ずやってくる。

そんなときに役立つ44の大切なヒントを本書は紹介する。

「ワークライフはバランスではない」

「就職は業界ではなく会社で選べ」

「キャリアは目標ではなく習慣でつくられる」。


常識を覆すキャリアメッセージ。

【巷にあふれる常識を覆す44個のキャリアメッセージ】

人生で大切なことは2つ以上ある。

お金を大切にしてはじめて精神的豊かさが手に入る。

遊ぶ能力が低いと仕事も楽しめない。

仕事選びや会社選びと同じくらい場所選びは重要。

目標を達成することがよいとはかぎらない。

転職するたびに人脈をふやす人と失う人がいる etc.


常識を覆すキャリアメッセージ。


本書は2つの観点から読むことができます。

先ずは「自分のキャリアをどのようにして磨いていくか」であり、もう一つは「組織という環境の中でどのようにしてキャリアを形成させていくか」ということです。

若い時に読んでいれば前者の視点で読んだと思いますが、「納得できない」「理解できない」といった疑問符がついたかも知れません。

この年齢になったからこそ「その通り」と思えるものも多いと思います。

後者の視点から本書を読んだ私は、モチベーションを上げるためのキーワードとして「キャリア」が使えるなと感じました。

また「人を育てる上で重要なのは(中略)育ちやすい環境を用意すること」「経験から学べないのは働く姿勢が悪いから」など示唆にとんだ考え方に、現状の中で気付かずにいた、あるいは雰囲気は感じていたけれど言葉にできずにいた要点を見いだすことができました。



日々の雑務に追われてキャリアの「節目」すら認識しずらい現代の私達にとって、ターニングポイントで人生の主導権を自らの手に取り戻すことが重要と説く。

その際に参考となる44のポイント集。

あくまでも「自律」による自分らしさを探求し、自分の経験を自分で振り返って「持論アプローチ」を行うと共に、実は毎日の積み重ねがキャリアを形成していく。

そんな一見当たり前のことを改めて気付かせてくれる数々のヒントがちりばめられている。



平易で読みやすく、多くの気づきをもらえる。

本書の中身を紹介するのは野暮なので、「おわりに」から引用。


自分の経験から学ぶのはキャリア形成に大事。

以下のような「悪い働く姿勢」があったら、要注意!

'@なんでも他人のせいにする「受身タイプ」

'Aやみくもに走り続けるばかりで反省をしない「精神論タイプ」

'B検証をしない「やりっぱなしタイプ」

'C学びのレベルの低い「歪んだ持論タイプ」

'Dうすうすわかっているのに変ろうとしない「頑固タイプ」】


このような上司がいたらさっさとその下を去ろう!



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posted by ホーライ at 16:19| Comment(0) | TrackBack(0) | キャリア開発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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