2011年05月21日

中間管理職におすすめのビジネス書●はじめての課長の教科書

こんな仕事のしかた、あなたはどう思いますか?

・ 部下の失敗は、経営陣に報告しない。

・ 予算立案では、コストは多めに、売上は少なめに見積もる。

・ できるかぎり、すべての部下に高い評価を与える。

・ 課長は、部下の「成果」ではなく「モティベーション」を管理する。

・ できない社員にこそ時間をかけ、できる仕事を探してやらせるべきだ。


一見、ビジネスの常識に反するように思える項目もありますが、これらはすべて「デキる中間管理職の行動原則」だ。

本書は「日本初(そしておそらく世界初)の中間管理職の入門書」だろう。

マネジメントやリーダーシップには多くの良書があるが、中間管理職に向けた書籍は今までほとんどなかった。

それは、欧米のマネジメント理論は、組織を「経営者vs従業員」の構図で捉える中で発達してきたものだからだ。

しかし、多くの日本の組織はそうした構図では語りきれない。


中間管理職は日本企業独自の「強み」だ。

欧米発のマネジメント理論では説明しきれない役割があり、独自のスキルが必要になる。


今までそれは仕事の中から学ぶものだったが、ここにはじめて1冊の入門書としてまとまった。


読者の立ち位置によって解釈や共感の度数も様々であろうが、場合によっては「センス」で片付けられていた「暗黙知的領域」をよくぞ、ここまで文書に落としてくれましたという感嘆。


リーダーシップやマネジメント本をいくら勉強しても、 「現場と理論は違うよな…」と矛盾を感じてしまうのも当然だ。

目からウロコである。

「世界初の中間管理職の入門書」という内容紹介も決しておおげさではないと思う。


特に、部下との接し方と、社内政治への積極的関わり方といった

人間関係のスキルをここまでしっかり教えてくれた本はなかった。


「課長の」というタイトルがもったいない。

「すべての組織人のための教科書」だ。


はじめての課長の教科書







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posted by ホーライ at 10:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 30代のビジネス定番書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月10日

秋の夜長におすすめの図書『完全なる経営』

「欲求の5段階」で有名なアブラハム・マズローによる経営論。


いい人間、いい社会とはなにか。

働く人々が精神的に健康でありえるためのマネジメントとは?

本当の「自己実現」を生む人間主義経営とはなにかを問う。

ドラッカーも絶賛した最も重要な不滅の作品だと絶賛したのもうなずける。



第一級の心理学者が実際に企業をくまなく観察し、気になったことをエッセイとして書き下ろした本。

人的資源論を本気で実務に活かしたいと考える方には、巷に出回る粗悪な模造品ではなく、ぜひ本書に触れる事をお勧めする。


本書は、人のパーソナリティは多様であり、変化するがゆえに画一的なマネジメントが存在しないことを示唆している。

しかし、それゆえに優れたマネジメントは的確な状況判断と柔軟性を要求し、高度であり、経済的に大きな可能性を秘めていることも示している。


また、日本が物質的に豊かで、かつ低成長時代である今日、高度成長時代と同じマネジメントでは機能しないことが、心理学を基礎としたマネジメント論からよく分かりる。



本書『完全なる経営』単なる経営書ではなく、人間のあり方を説き、よき人間が作る組織・社会がよき経営のあり方につながる事を人間性心理学の観点から、非常に重みを持って伝えてくれる良書だ。

この本を単なる理想論と片付けるのは簡単であるが、自分自身及び自分が所属する組織(会社・地域社会など)が「健康な人」からいかにかけ離れているかを認識し、何故その様になってしまっているかを考えることが非常に重要であることが本書のポイントでもある。


本書では、ウォレン・ベニスの冒頭や金井泰宏氏の解説、現代経営人による解釈コラムによって、その意味付けや現代的・実践的解釈が理解し易いように構成されている。


また、マグレガーやドラッカーに対する批評の部分など、興味深い点は尽きない。


きわめつけのセンテンスはこれだ。

「仕事を通じての自己実現は、自己を追求しその充足を果たすことであると同時に、真の自我とも言うべき無我に達することでもある。自己実現は、利己-利他の二項対立を解消するとともに、内的-外的という対立をも解消する」。


秋の夜長にふさわしい大著となっている。秋におすすめの本だ。

30代以上の方に、特におすすめします。


完全なる経営




完全なる経営







より良く、より楽しく生きるためのお薦め本、人生を豊かにする本

お勧めビジネス本。仕事に役立つ本
posted by ホーライ at 04:57| Comment(34) | TrackBack(5) | 30代のビジネス定番書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月07日

ファシリテーター完全教本 最強のプロが教える理論・技術・実践のすべて

米国で『ファシリテーションのバイブル』と評された書の訳書。


本書はビジネスマンの必須スキルとなったファシリテーションの基礎を、「推察」と「介入」に分類し、それらを効果的に運用するための「9つのルール」を徹底的に解説している。

著者の豊富なコンサルティング経験から得られた実例を用いて、グループ・メンバーの心理や感情と、それらに起因するミスを防ぐ方法が詳細に記載されている。


ファシリテーションの説明から始まり、具体例を盛り込んだ、読み応えのある内容だ。

おおまかな項目は以下の通り。

・ファシリテーションを行う上での基本価値
・基本価値から導かれた基本原則
・実行理論(相互学習モデル)
・ステップ1:(対象とするグループの)現状分析
・ステップ2:(対象とするグループへの)介入


日本で出版されているファシリテーション関連の本とは一風書いている内容が異なる。

違ったことを言っているわけではないのだが、対象としている領域が違うのだ。

他書はファシリテーションを行うのに必要な要素を、特に手続き的な部分を中心に網羅的に押さえている一方、本書はファシリテーションにおける「対話」に焦点をあて、どのように対話を効果的なものにしていくかについて書かれている。

その点からすると、「アジェンダは?」「誰を参加させる?」「どんなツールを使う?」などには目もくれられていない。

ただ、対話という要素はファシリテーションにおいてもっとも重要なものなので、得られる価値は非常に大きいと考える。

対話といっても、推論の仕方からはじまって、発言や態度にどのような感情が隠されているか、という幅広い点について触れられているので、個々の要素だけ見ても参考になる点が多い。


対話への介入の仕方として6ステップある、と紹介されているのはよいのだが、どのような状況の介入の仕方馬鹿丁寧にすべてのステップを踏んでいるので、くどいと感じる部分もある(ステップ自体もかなりくどいが)。

ただ、そうした点を差し引いてもファシリテーターを目指す人にとっては参考になることが多い一冊だと思います。


ファシリテーター完全教本




ファシリテーター完全教本 最強のプロが教える理論・技術・実践のすべて




【おすすめビジネス書・おすすめビジネス本・おすすめビジネス図書】



世代別、年代別の定番ビジネス書

世界に影響を与えたビジネス書

自己啓発の本、成功哲学の本 by ホーライ


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2007年08月05日

30代のビジネスパーソンにおすすめ!戦略的な質問を78個も紹介。インスピレーションがあふれてくる本だ。

コーチングを学ぶ人、コーチングスキルによりビジネスのレベルアップをしたい人におすすめの本。

マネジャーやリーダーが尋ねるべき具体的な質問を網羅、さらに部下や顧客から、質問を引き出し、適切に答える方法までを学ぶことができる。

ビジネスコミュニケーションの鍵となるスキル「質問」に焦点を絞った決定版的1冊だ。


経営者や管理職が部下や顧客、そのほかの人に尋ね、答えるべき78の重要な質問、すなわち、人・ビジョン・組織をつくるマネジメントのための質問を網羅している。

価値の高いコミュニケーションを実現する「質問」に焦点を絞ってある点が、実に良い。


人と関わる糸口は「話しかけること」である。

また、一方的ではなく双方向のコミュニケーションを生み出せるような質問が、短くわかりやすいコメントやエピソードとともに具体的に説明されているので読みやすくかつ理解しやすい。

すなわち、実践に移しやすいということだ。


上司から部下へというスタンスのコーチングの本かとおもいきや、質問の角度が自分自身、顧客、部下、上司という風に多面的で、組織に身をおき「会社や組織をよくしていきたい」と願う人にとって、ヒントに溢れ、読んでいるとインスピレーションが湧いてくる、そんな本だ(こういう本こそ、貴重なのだ)。


コーチング選書 04 戦略的質問78 (コーチング選書 (04))





何故、30代のビジネスパーソンにおすすめなのか?だって? 
うん、いい質問だ。


世代別、年代別の定番ビジネス書

世界に影響を与えたビジネス書

自己啓発の本、成功哲学の本 by ホーライ

新入社員に読ませたい本100冊 新入社員にお薦めの本100冊

お勧めビジネス本。仕事に役立つ本

カテゴリー別おすすめ図書「ホーライブックセンター2.0」

より良く、より楽しく生きるためのお薦め本、人生を豊かにする本

誰でも科学が好きになる「科学専門書店」サイト版

科学入門図書

治験関係者に役立つ本

治験専門書店

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2007年07月22日

意思決定力が身につくトレーニングノート

本書『意思決定力が身につくトレーニングノート』の特徴は、その名の通り、読むだけでなく、実際にエクササイズを考え、書きながら読んでいくという点にある。

とかくビジネススキルの本は「読むだけ」で満足してしまうが、実は、そこから実践に移らないと意味が無い。

そのためにも、本書のような読んで書く式になっていると、実践に移しやすい。


さて、本書の内容だがまず意思決定の前提条件から、意思決定のプロセス、決定に基づく実行での重要なポイントの解説がある。

さらに、応用と実践ということで、ビジネスにつきものの不確実性を管理する方法、不確実な未来のシナリオの考え方、戦略的ビジョンの作り方、とかなり高度なことまでカバーしている。

従って、本書の対象はマネジャークラス以上となるところだが、もちろん、新入社員が読んでもいい。


例えば、次のような経験を持っている人には特にお薦めできる。


・今やるべきことと後回しにしていい仕事の順序がつけれられず、部下の信頼を失いかけたことがある。

・過去の成功法則にしがみついて新たな事態の到来に気がつかず、あやうく大きなミスをするところだった。

・重要な意思決定とそうでない意思決定の区別ができず、商談等で致命的なミスをおかしてしまったことがある。

・先々のことは分からないと分析を怠った結果、本来予測できたはずのリスクに直面してしまった。


まずは、本書を読んで、トレーニングをやってみよう!


ちなみに、僕は本書を使った社内研修を実施済みだ。

効果はなかなかのものが有った。

その効果としては、まず、自ら考える社員が増えたこと、決断するスピードが上がったこと、想定外のことが起こることも考慮したアクションプログラムを作るようになったこと、などがある。


意思決定力が身につくトレーニングノート





意思決定力が身につくトレーニングノート






世代別、年代別の定番ビジネス書

世界に影響を与えたビジネス書

自己啓発の本、成功哲学の本 by ホーライ

新入社員に読ませたい本100冊 新入社員にお薦めの本100冊

お勧めビジネス本。仕事に役立つ本

分野別お奨め図書「ホーライブックセンター2.0」

より良く、より楽しく生きるためのお薦め本、人生を豊かにする本

誰でも科学が好きになる「科学専門書店」サイト版

科学入門図書

治験関係者に役立つ本

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2007年06月28日

40歳までに読む定番ビジネス書・『組織行動のマネジメント―入門から実践へ』

働くことを専門に扱い、人と組織がどのように行動するかを研究する学問「組織行動学」。

この組織行動学に基づき、働く人々の行動を説明し、予測する手助けとなるコンセプトや理論を紹介している。

本書は、言わば「組織行動学のバイブル」である。


企業の組織をいかに構築し、そこで働く人のモチベーションをいかに向上して組織としての生産性を高めて企業競争力の強化につなげるかという組織マネジメントの問題についての本は、成功事例をもとにした軽い読み物風のビジネス書が多くを占めますが、対極的に理論面から展開した本は非常に少なく、本書はその中でもかなり本格的に系統的にまとめられており、実践のための裏付けを行うという点では非常に有益。

モチベーション、コミュニケーション、リーダーシップなど各テーマについて、社会学や心理学などの基礎学問を応用して確立された理論を中心に解説しており、特に自分の属する組織に対して問題意識のある人は示唆に富んだポイントをいくつも見つけることができるでしょう。


これから「真面目」に自分の組織について考えたい人が、まず最初に読むべき本と言える。


組織行動のマネジメント




組織行動のマネジメント―入門から実践へ






【総合情報、ショッピング】

アマゾンと楽天とドンキコム(ドン・キホーテ)を利用したショッピングプラザホーライ製薬付属「ホーライ屋」

きっとあなたのネットライルが充実するホーライの厳選情報&ショッピングモール

ネットショップを横断する「ホーライ総合ショッピングモール」

ホーライ製薬の出店「ホーライ製薬が選ぶ目玉」

ホーライ総合情報・サービスショップ(本店)

ホーライのお奨めビジネスグッズ・ビジネスツール・ビジネス情報(本店)
  


【英語に強くなる】

ビジネス英語の達人・堪能者になるためのページ

英語の勉強方法&TOEIC攻略法

英語の達人になるブログ



【仕事のノウハウ】

仕事の達人になる方法

仕事のコツ(上級編)

3秒で分かるビジネススキル



【本・ブック】

世代別、年代別の定番ビジネス書

世界に影響を与えたビジネス書

自己啓発の本、成功哲学の本 by ホーライ

分野別お奨め図書「ホーライブックセンター2.0」

新入社員に読ませたい本100冊 新入社員にお薦めの本100冊

より良く、より楽しく生きるためのお薦め本、人生を豊かにする本

お勧めビジネス本。仕事に役立つ本

科学入門図書

治験関係者に役立つ本



【音楽】

心地よさの先にある「ホーライ・音楽ショップ」

カテゴリー別お勧め音楽「ホーライ・音楽ショップ2.0」

今週のお勧め音楽ブログ



【映画】

ホーライのお勧め映画 500円で人生をエンジョイしよう!

今週のお薦め映画(金曜日の夜はこれで過ごす)



【有名人・無名人語録】

1日1言、今週の2言



【治験、臨床試験の情報サイト】

架空(仮想)の製薬会社「ホーライ製薬」

臨床試験、治験を考える「医薬品ができるまで」


posted by ホーライ at 05:09| Comment(0) | TrackBack(1) | 30代のビジネス定番書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月27日

40歳までに読む定番ビジネス書・・・『情報を共有し、活用する技術―コンサルタントがその秘訣を明かす』

これで真のナレッジマネジメントができる!と思わせる、そんな方法が、とてもシステマティックに書かれている。

情報は第4の経営資源として捉えることがまず大切。

情報管理の巧拙でビジネスの成否が決定する時代に、既に入っているのだから少なくとも、ここで紹介されていることを実践する時が来ている。


本書では、チームリーダーが知っておくべき、お金をかけずにチーム力を上げる具体的な方法を見開き単位で記述されており、左ページに解説、右ページはイラスト・図表で説明があり、これがまた実に理解しやすい。
 
もちろん、その内容も頷くところの多いものばかりだ。


情報は活用してこそ情報なのだ。

そして、活用始めた情報が、今度は組織を活性化させる。

僕は現実にそんな場面に遭遇したことがある。とてもラッキーだったと思うけれどね。


情報を共有し、活用する技術




情報を共有し、活用する技術―コンサルタントがその秘訣を明かす




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40歳までに読む定番ビジネス書・・・『情報を共有し、活用する技術―コンサルタントがその秘訣を明かす 』


これで真のナレッジマネジメントができる!と思わせる、そんな方法が、とてもシステマティックに書かれている。

情報は第4の経営資源として捉えることがまず大切。

情報管理の巧拙でビジネスの成否が決定する時代に、既に入っているのだから少なくとも、ここで紹介されていることを実践する時が来ている。


本書では、チームリーダーが知っておくべき、お金をかけずにチーム力を上げる具体的な方法を見開き単位で記述されており、左ページに解説、右ページはイラスト・図表で説明があり、これがまた実に理解しやすい。
 
もちろん、その内容も頷くところの多いものばかりだ。


情報は活用してこそ情報なのだ。

そして、活用始めた情報が、今度は組織を活性化させる。

僕は現実にそんな場面に遭遇したことがある。とてもラッキーだったと思うけれどね。


情報を共有し、活用する技術




情報を共有し、活用する技術―コンサルタントがその秘訣を明かす






架空(仮想)の製薬会社「ホーライ製薬」

臨床試験、治験を考える「医薬品ができるまで」


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