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今週の「医薬品ができるまで」でも引用させてもらった本です。
近代医薬品の開発には、長い年月と莫大な経費、そして数知れぬ研究者たちの労苦の積み重ねが必要とされる。
その結実は、人類をさまざまな病苦から解放すると同時に“新しい”薬への過信の入り混じった、いわば薬の氾濫の時代を生み出してしまった。
本書は、ペニシリン、モルヒネ、ビタミンB、インスリン、タカジアスターゼなどの身近な薬品開発のドラマと、効能や副作用のメカニズムを多彩なエピソードを混じえて語り警告する。
とにかく、本書の特徴は、著者の山崎先生が文学好きだ、ということ。
「夏目漱石」はタカジアスターゼを愛用。
「北原白秋」が糖尿病であるということからインスリン。
「正岡子規」の結核からストレプトマイシン
そもそも、出だしがこれ。
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「夏草やつわものどもが夢のあと」
★主な内容
1)吾輩は猫である。
*抗潰瘍薬
2)秘方一粒金丹
*モルヒネ
3)「B足らん」の時代
*ビタミンB1
4)薄明の中の北原白秋
*インスリン
5)いざ生きめやも
*抗結核薬
6)みだれ髪の歌人
*血圧降下薬
7)眠りへの逃避
*麻酔薬、催眠薬
8)愛の妙薬
*催淫薬
9)フレミングの神話
*ペニシリン
10)五分間の戦い
*狭心症治療薬
11)「薬なんか効くはずないよ」
*精神病治療薬
12)メキシコヤムイモの魔法
*抗炎症ステロイドとピル
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